成人患者への持続脳波モニタリング 第5章 てんかん発作
第5章 てんかん発作 Denise Fortenberry, RN, MSN, ACNP-C
第5章 てんかん発作 Denise Fortenberry, RN, MSN, ACNP-C
正常脳波の定義を理解する最もよい方法は、脳波の周波数、振幅および形態を定義することである。周波数(ヘルツ;Hz)とは、脳波のピークからピークまでを1個の波と数えたとき、1秒間に存在する脳波上の波の個数で識別される律動的なパターンをいう。脳波の律動は通常、その周波数で定義され、以下の成分に分類される。
α 脳波の周波数帯域で8~13 Hzのもの。 α昏睡 昏睡患者みられる、α波の活動を特徴とする単調で広汎性の脳波パターン。患者は刺激に対する反応を示さない。 …
第1章 ベッドサイドにおける脳波パターン認識の意義 Anita Schneider, R. EEG/EP T., CNIM
序文 ASET – The Neurodiagnostic Societyは、ミズーリ州カンザスシティで開催された2011米国神経科学看護師学会(American Association of Neurosc …
他の年代と比べ、てんかん発作が多く(特に生後1 週)、外見的な兆候が見られないことも多いと言われる新生児。 NicoletOne のaEEG は、この潜在性てんかん発作の発見を容易にしてくれます。 長時間の連続モニタリングも可能ですから、発作やHIE (低酸素性・虚血性脳障害) やIVH (脳内出血) の発見、 治療の効果の観察といったことが、忙しいNICUスタッフにとっても容易になりました。